フェンダー テレキャスター
スパニッシュ・スタイル(抱えて弾くタイプ)のソリッドボディ・エレキギターの商用第1号はフェンダーのブロードキャスターとエスクアイアーである。資料が少ないため発売年月が正確に分からないが、大体 1950年あたりというのが定説になっている。ブロードキャスターとエスクアイアーの違いはピックアップの数で、ブロードキャスターが2、エスクアイアーは1である。
アッシュ(トネリコの1種)ボディをブロンド仕上げ(シースルーホワイト)して、メイプル(カエデの1種)ネックを4本のボルトで止めたスタイルは、シーンを驚かすに充分だった。また指板をもたず直接フレットが打たれたネックも衝撃的であった。
フェンダー テレキャスターと違いブロードキャスターには3ウェイスイッチが付いており、フロントに倒すとフロントピックアップが音を拾い高音が出ないこもった音が出た。これはハイカットコンデンサーによるものである。センターポジションでフロントとリアのピックアップの音のミックス、リアでリアピックアップのシャープな音を拾った。エスクアイアーも1ピックアップにもかかわらず3ウェイスイッチを装備している。これはどうなってるか忘れた。
ブロードキャスターという商品名がグレッチ社のドラムキットとバンジョーに既にあった為フェンダー テレキャスターと改名された(1950) が、新名称が決まるまでに出荷された数本はデカールから"BROADCASTER" を切り取って名前がないままであった。これらは「ノーキャスター」と呼ばれている。
1954年にピックガードが黒から白に変更される。同時にボディのブロンドが黄ばまないものへと変わった。スイッチの配線が変わった。
1959年バリエーションモデルとして「カスタム」が加わる。ボディは3トーンサンバーストに塗装され、バインディング(縁取り)された。材はアルダーでアッシュより柔らかなトーンで人気がある。
同年よりストラトキャスターと同じくネックの指板にローズウッドが用いられる。初期はスラブボードと呼ばれる厚めの指板が用いられ、63年からはラウンドボードに変わったのもストラトキャスターと同様である。
エスクアイアーは1970年に製造中止になった。
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